伝説の実験

昭和48年3月3日から昭和48年12月31日の間、島根県大原郡大東町畑(現:島根県雲南市大東町畑鵯320)の森脇鶏農場にて、採卵鶏に対するネッカリッチ給与試験が行われた。

この10ヶ月にわたる仲間との共同実験は、白根にとって、ネッカリッチが鶏の健康だけでなく、生み出される卵の質にも好影響を及ぼすという確信を持つ試験となった。

採卵鶏に対するネッカリッチの給与試験

ネッカリッチを飼料に1.0%添加して鶏に与えることにより生産性および卵質において素晴らしい効果が現れた。当時、これは驚異的な結果であった。

鶏種及び日令 ハイライン934E
185日令
試験区分 試験区:610羽
対照区:539羽
供試添加物 スーパーネッカリッチ
添加量 1.0%
試験期間 1973/03/03~1973/12/31(約10ヶ月間)
試験実施者 島根県大原郡大東町畑 森脇 實

試験結果

試験区 対照区
開始時羽数 610羽 539羽
終了時羽数 514羽 482羽
斃死率 13.7 14.1
産卵数1羽当たり 236個 224個
平均卵重 62.6g 63.0g
日卵量 49.0g 46.9g
飼料摂取量 106.0g 107.7g
飼料要求率 2.16 2.29

経済効果

試験区 対照区
飼料代1羽当たり 1,908
(\60/kg)
1,938
(\60/kg)
ネッカリッチ代1羽当たり 88円
売上 3,237
(\220/kg)
3,097
(\220/kg)
1羽当たり収益 1,241 1,159
差引 \82

結果

  • 日卵量が2.1g良かった
  • 飼料摂取量が1.7g少なかった
  • 飼料要求率が0.1良かった
  • 開始5ヶ月後、9月からの産卵率向上が目立った
  • 年間1羽平均約100円の所得増であり、ネッカリッチの効果は大である事を証明した。(※月1羽当り8円の所得増と見た場合、1万羽経営では1カ月8万円の所得増となる。)
  • 卵質の粘り、延びが2割程良好(焼モノ場合)濃厚卵白の盛上り、卵黄の固さ等、放し飼いの卵を思わせ業界の注目を浴びる。

白根正志プロフィール

白根正志
1936(昭和11)年
島根県松江市に生まれる
1945(昭和20)年
満州から帰還
1957(昭和32)年
第一期カリフォルニア農業研修生として渡米。アメリカの養鶏農業を学ぶ
1959(昭和34)年
家業を継ぎ、養鶏業を開始する
1962(昭和37)年
鳥取県経済農業協同組合連合会養鶏課に奉職 島根県を担当する
1971(昭和46)年
炭素と木酢液を合体させた物質(後のネッカリッチ)に初めて出会う 以降、研究開発に取り組む
1972(昭和47)年
ミネラルエッグ生産養鶏組合を設立
1973(昭和48)年
ネッカリッチ使用により作った卵を東京高島屋で販売。玉子における差別化商品のパイオニアとなる
1974(昭和49)年
有限会社山陰ネッカリッチ創業
2005(平成17)年
有限会社山陰ネッカリッチ会長へ就任。現在に至る