ネッカリッチを活用した地球温暖化防止

地球温暖化の原因

地球の地下に何億年も固定されていた炭素(化石燃料)の大量消費(CO2として大気中へ放出)

産業革命以降、人間の生産活動の活発化に伴い、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料が急速かつ大量に消費された結果、地中に固定されていた炭素が二酸化炭素(温室効果ガス)として大気に放出され続けています。

そして、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスの大気中の濃度が高まり熱の吸収が増加した結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化の原因ではないかと言われています。

増え続ける温室効果ガス

IPCC第4次評価報告書によれば、温室効果ガス別の地球温暖化への寄与は、二酸化炭素76.7%、メタン14.3%、一酸化二窒素7.9%、オゾン層破壊物質でもあるフロン類1.1%、となっています。つまり、石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出される二酸化炭素が最大の温暖化の原因と言えます。

ガス別排出量
ガス別排出量
地球の気温の推移
地球の気温の推移

※出展:全国地球温暖化防止活動推進センター

ネッカリッチを活用した地球温暖化防止

木炭で二酸化炭素固定

上記のことから、大気中に増えすぎた二酸化炭素を再度地中に固定化することが地球温暖化防止に繋がると言えます。

そもそも生物資源(木質バイオマス)である樹木は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出して成長します。その樹木が燃えたり朽ちて二酸化炭素が大気中に放出されたとしても、本来大気中にある二酸化炭素が何十年かの長い間隔で大気と植物との間で循環しているだけですから二酸化炭素を増やすことにはなりません。この事をカーボンニュートラルといいます。

そして、大気中の二酸化炭素を吸収して育った樹木を、燃やさずに炭化して有効利用(土壌改良材)することで二酸化炭素を長期間地中に固定しておくことができます。

例えば、約1トンの木炭で約3.3トンのCO2を固定できる計算になります。

炭1トン×90%(炭素率)×二酸化炭素/炭素(44/12)=3.3トン(CO2固定量)

  • 炭素(C)1モルの重さ=12g
  • 酸素(O)1モルの重さ=16g
  • 二酸化炭素(CO2)1モルの重さ=44g

たまご1個から始められるエコ活動

ネッカたまご1個当り約3.3gのCO2固定化(削減)

炭化した樹皮炭を原料に製造されるネッカリッチはそのまま土壌に散布されるだけでなく、畜産・水産分野など幅広く活用することができます。
つまり、ネッカリッチを活用して作られた作物は地球環境にも配慮された作物であると言えます。ネッカリッチ産品を食べることで誰でも簡単に地球温暖化防止に貢献することができます。

炭のサイクル

ネッカリッチを活用した食糧危機対策

肥沃な土壌の育成の必要性

2050年には70%の食糧増産が必要

国連は2015年時点で約73億人の世界人口が2050年には97億人に、2100年には112億人にまで膨れ上がると予測しています。

そのため、この急激な人口増加を支えるには、2050年までに今よりも食糧を70%ほど増産する必要性があると言われています。食糧危機は「飽食」の時代を生きる私たちが取り組まなければならない世界規模の大きな課題の一つと言えます。

ここで問題として挙がるのが耕作地、土壌の問題です。食料を収穫する耕作地は、陸上の11%に及ぶと言われています。しかし、その中でも肥沃な土地は陸上の僅か3%しかありません。

では、肥沃な土壌を育成するためにはどうすればよいか。先人がアマゾン川流域に遺した地層がその答えにヒントを与えてくれそうです。

科学者を驚嘆させた先人たちの土づくり

Terra preta(テラ・プレタ)

アマゾン川流域において、2500年から500年前に、人々は痩せた土壌に活性炭を混ぜ、肥沃な土壌(テラ・プレタ)を作り上げました。その証拠として、この土壌はかつて人々が暮らした集落跡にしか存在しません。

テラ・プレタの土壌で最も印象深い構成成分は膨大な量の活性炭です。粉炭と木酢液を痩せた熱帯土壌に混ぜると土壌微生物の集団が急激に増えることを科学者たちは確認しています。これは活性炭が土壌微生物の住みかとして機能しているからで、土壌微生物の増加は土壌の肥沃さにとって極めて重要と言えます。

テラ・プレタの土壌は通常の熱帯土壌と違い、何世紀にもわたる強い日差しや豪雨に晒されてなおリンやカルシウム、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

今後の農業は、異常気象と常に隣り合わせにある状況と考えられます。植物を強く健全に育む肥沃な土壌の育成こそ、長期的な食糧問題解決(食糧増産・食糧自給率の向上)への大きな一歩になるのではないでしょうか。